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LINE元社長・森川亮『シンプルに考える』を読んで本質を見抜く力をつける

どうも基本的に考えることが苦手なまるです。

大好きなブロガーさんがオススメしていた書籍を読んでみました。

LINE株式会社元社長・森川亮さんの書いた『シンプルに考える』

悩みって「本質はどこにあるか」てことを考えたら、答えが一瞬で出てくる。

シンプルに考える|森川亮|cakes(ケイクス)

表面的な価値に惑わされないたった一つの方法

「あれも大事、これも大事」と悩んではいけない。

表面的な価値に惑わされるのではなく、「何が本質か?」を考えつくす。

そして、もっと大切なことにすべての力を集中させる。

-『シンプルに考える』表紙袖より-

森川さんは本の中で人々が求めていることを与えることがビジネスのたった1つの原則だと言っています。

それなのに、コストが、時間が無いから、周りより早く結果を出したいから、とあれこれ欲張るから迷いが出てくる。行動にも移せなくなる。

それは表面的な価値を大事にするあまり、ビジネスの本質からズレているということです。

人は1つの事にしか集中できません。

表面的な価値に惑わされずに、相手が何を求めているかを徹底的に考える。

そして、最も大切なものを探り当てたらそれ以外のものは捨てる。

無駄なものは捨てて、1つに集中しない限り成し遂げられることは限られているということなんです。

本書ではビジネスを題材に書かれていますが、この考え方はビジネスに限ったことではないですよね。

「本当に大切にしているのは何なのか」これを見失いさえしなければ、悩みだと思っていた物事も答えがすぐ出てくるはずなんです。

「お金」「名誉」「安定」は成長を止める

「給料が良いから、良い役職に就けたから、安定してるから」

これをモチベーションに仕事をしている人も多いのではないのでしょうか。

しかし、森川さんはこれは危険だと言っています。

「お金」と「名誉」ー。

これは、人間にとって非常に魅力的なものです。

しかし、僕は、これらをモチベーションに働くのはむしろ危険だと考えています。

理由はシンプルです。「お金」や「名誉」を手に入れると、それを守ろうとしてしまうからです。

その結果、新しいチャレンジが出来なくなり、自分で成長を止めてしまう。

森川さんは、それは動物園で飼育されるような人生だ、と表現しています。

決まった時間にエサ(給与)を与えられて、とても安全でラクな人生だと。

でもそれって本当に幸せだと言い切れますか?

なにより動物園の生活が当たり前になると、いざサバンナに放たれた時に自分でエサを獲れなくなります。

「動物園から出なければいい」と考えてしまいがちですが、世の中に絶対はあり得ません。出なければいけない状況は、いつ誰に、どんなタイミングで来るかなんて分からないのですから。

森川さんは33歳でテレビ局を退社し、その後、年収は半分、知名度もないベンチャー企業に転職します。

お金や名誉にしがみつくのではなく、自分のやりたい仕事のために努力して成長して、自分自身の価値を高めていきたいと思って決断したそうです。

お金や名誉や安定を手に入れることは、物事の本質ではありません。

そのために自分の時間を売るのはさっさとやめよう。

完ぺきではない環境から良いモノが出来上がる

何をするにおいても、完ぺきな状態が整うことはありません。

いつもお金、時間、人など何かしら足りない状況で勝負しなければいけないのが人生です。

知名度のない会社に転職した森川さんは、限られた環境の中でライバルの大企業より良いモノを作るため、ひたすらに試行錯誤をしたそうです。

その中で得られたものは恵まれた環境にいた頃よりはるかに多く、知識と技術共にずいぶん鍛えられたと言っています。

大切なのは、そのなかでいかに知恵を絞って結果を出すか。

その試行錯誤のなかでこそ、本物の仕事力は鍛えられます。

むしろ、リソースに恵まれた環境よりも、「何もない」くらいの環境のほうが、自分を成長させることができるのです。

何のために戦っているのかを忘れない。

私の一番学びになったのがこれです。

あえて”戦う”という言葉を選択したのですが、私たちって日々何かしらと戦っています。

嫌いな上司だったり、嫌な仕事だったり、上手くいかない趣味だったり、サボってしまいたいという自分自身だったり。

白黒つけなきゃ気が済まない性格の私なんですが、1番心に刺さった作中の言葉をご紹介します。

一方で、いつまでも喧嘩を続ける人もいます。

「勝敗」がつくまで一歩も譲らない。「自分が正しい」ということを相手が認めるまで、喧嘩を続けるのです。

要するに、彼らは自分のために戦っている。

「自分の正しさ」を守るために、相手を攻撃してやまないのです。

決してユーザーのために戦っているわけではない。

結局のところ、彼らは「いいもの」をつくりたいとは思っていない、ということ。

もっと言えば、自分のために働いているのです。

いや、もうなんというかハッとしました…。そして反省。

何かを始めたら、必ず結果を出したい。と思って一生懸命動いてきたけど、それって「誰か」のためではなくて「自分のため」になっていた気がします。

なぜ、結果を出したいのか。

「それを選択した自分が間違っていなかったことを証明したいから」という気持ちがあったのは確かです。つまり、負けたくなかったんです。

でもそれって物事の本質からズレてますよね。

「いいもの」をつくりたいと思っていない人といくらぶつかり合っても、そこに生まれるのはつまらない「勝ち負け」だけ。

本当に大切なのは、「やりたいことをやって、誰かに喜んでもらうこと」だと気づかされました。

自分がやりたいことを通して、誰かのために、いいものを作って喜んでもらう。

何かに悩んだ時には、必ず思い出したい言葉です。

本質を見抜いて、やるべきことをやろう。

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▼ちょっとでも心動いた人、まずはやりたくないリスト作ろ。

やりたくないことリスト作ったら人生の軌道修正できることに気づいた

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