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言葉の力があったなら、もっと人生イージーモードだったのかもな。

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言葉の力がもし自分にあったなら、どんなに素敵な人生を送れただろう。

昔好きだった初恋のあの人には振られなかったかもしれないし、女同士のよくある争いに巻き込まれてハブられることもなかったかもしれない。

自分の傷ついた気持ちをちゃんと相手に正しく伝えられたのなら、今は未練こそないものの、元カレのアイツと別れる必要もなかったのかもしれない。

そんなこと今さら考えてもしょうがない。

でも、そう思わずにはいられなかったのだ。

***

先日たまたま古本屋さんで、原田マハさんの『本日は、お日柄もよく』という本に出逢った。

ごく普通のOLが、伝説のスピーチライターに出逢い弟子入りし、ついには政権交代を叫ぶ野党のスピーチライターに抜擢される話だ。

「あ、本紹介のブログね。」と思ったそこのあなた。

その通りだけど、ちょっと違う。

伝えたいことは2つある。

一つは、この本の中で度々でてくるスピーチの、なんと素晴らしいことか。

言葉を正しく操って、言いたいことをまっすぐに伝えてくる。

もう一つはこんな才能があったら人生イージーモードだっただろうなという私のつぶやきデス。笑

言葉は操ってこそ真価が発揮される

作中の言葉を借りるとすれば、人に何かを伝える時は、言葉を操らなくてはいけない。

どんなに一生懸命書いても読んでも、相手に受け入れられない限り言葉の効力はあまり力を発揮しない。

言葉を操ってまっすぐ伝えない限り、誰かの心も世の中も動かせないのだから。

いくら心の中で思っていたとしても、言葉に出さなきゃ伝わらない。

更には相手に届くような言葉を選ばないといけない。

うーん、なんて難しい世の中なんだ…。

「言葉は、操ってなんぼ」

わかってる、その通りだ、でもそれが難しいのだ。

そんな反抗心を持ちながらも、本書に登場する数々のスピーチに涙が出たのはやっぱり言葉がまっすぐ、正しく心を刺してきたからなんだと思う。

本を読むと、自分の中から言葉が溢れてくる

小さい頃から本を読むと日記をつけたくなったり、誰かに手紙を書きたくなったりする。(私だけ?)

ただあまりにも語りすぎて、途中で恥ずかしい気持ちになってその日記が続いたことはない。手紙も相手に届いたことがない。笑

その性格は今でも変わっていないようで、今はこうしてブログに書き溜めているわけなんだけど…。

きっとわたしは本を読んだ後の高揚しているこの気持ちを忘れたくないのだ。

「なんかやってやるぞ!今までの自分とは一味違うぞ!」の気持ちを忘れたくなくて、文字に書き起こしていることは自覚している(゜_゜)

記憶力はそんなに良い方じゃないから、心を打たれたあの言葉もいつか忘れてしまう。

例えるなら卒業式の「卒業してもまた遊ぼうね!」と言い合った、あの頃の友達ぐらいその存在をあっけなく忘れてしまう。

そういうあっけなさは、悲しいとも思う暇もない。

その悲しさを感じない代償として、後々自分が薄情者みたいな罪悪感を感じるまでがセットだったりする。

つまり私のブログは忘れてしまうことへの罪滅ぼしでもある。

そんな罪滅ぼしブログを読んでくれているあなた、大好きです。ぜひこれからも仲良くしてください(゜_゜)

『いいほうに変わるなら、変わるほうがいい』

頑張り屋さんな人であるほど、「もっといい人生を送れるように変わらなきゃ!」と生き急いでいる人が多い気がする今日この頃。

そんな人には『本日は、お日柄もよく』の作中からビビッときた言葉を伝えたい。

『変わらなくても満足ならば、あえて変える必要はないだろう。

けれど、よりよく変わるならば、変わったほうがいい。

変えるべきことがあるのならば、変えなければならない』

なにを隠そう私も生き急いでいるタイプの人種だったりする。

変化を求めて良かったと思う時もあれば、失敗したなあと思う時もあって、そんな時は過去に戻れないもんだから自分の生き急ぐ性分を恨むときもある。

でも、それでも変えた方が自分が満足できると思うなら変わろうとしていいのだ。

それが例え、間違った選択だったと後悔したとしても。

逆に言えば、自分が満足しているなら無理に変わらなくたっていい。

生きていたらどうとでもなるんだから、思う存分好きに選択して生きたらいいのである。

ただ変化するのと逃げるのは違う。

逃げてももちろん良いのだけど、もっと戦えたなと後悔することが多いので注意。

「この世は素晴らしい、戦う価値がある」

と言ったのは、アメリカの小説家ヘミングウェイだ。

自分が決めたことと戦うのは、必ず何かしらの価値があると私は解釈している。

勝っても負けても、大切なものが手に入ると信じて私は今日も自分の決断と戦う。

楽しければいいじゃんか。

人生なんてどうせ生まれてから死ぬまで楽しめた人勝ちなんだから。

これは負け惜しみになる可能性があるのだけど「負けても楽しそうな人には、一生勝てない」と、どこかで聞いたことがある。

そんな人にわたしはなりたいのだ。

わたしの今までの人生は、いつだってヘビーモードだ。

離婚した元旦那は私の友人とW不倫かましてたし、職場ではセクハラ、モラハラが日常茶飯事。

口下手な私でも、自分の気持ちを一文字も違えることなく伝える力があったのなら、もっとイージーモードな人生を送れたに違いない。

でも、それでいい。

ありのまま、なるべくまっすぐに生きて、「あー楽しかった!」で終わる人生にすると決めているのだ。

よーし、今日の失敗はさっさと水に流して明日も自分に甘々で過ごすぞ(゜_゜)

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コメント

  1. 神崎和幸 より:

    こんばんは。
    自分も『本日は、お日柄もよく』読みましたよ。
    言葉の力を凄いと思いました。
    そのうえスピーチのコツや言葉の大切さについて勉強になりましたよ。
    確かに今日の失敗はさっさと水に流すのがいいと思います。
    自分に甘々で過ごすのもいいですね。

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