大人になると、いかに自分が傷つかないでいられるかを考えるようになる。
明日も仕事があるから早く帰ろうとか、好きになりすぎると傷つくから入り込みすぎるのはやめようとかを歳を取るごとに考えてしまう。
とか言いつつも、あの頃の何も考えずに過ごしていた毎日に戻りたいとか思っちゃったりする。
そんな時、自分も大人になったなあとか考えてしまうのだけど、それならいっそのこと大人なんかやめてしまえばいい気がしてきた。
先のことなんか考えずに今だけを一生懸命遊べばいい。
小学生時代の中休み、たったの20分あるだけで外にサッカーをしに行ってたあの頃に戻ればいい。
あの頃の20分は、無限だった。
「仕事があるから遊べない」がテンプレの大人
「仕事があるから…」は大人の決まり文句です。
いわば伝家の宝刀(゜-゜)これを出すと気の乗らない遊びは大抵断れる。すごい。
しかもこのセリフを言うことで、責任のある大人を演出できるので、「本当は嫌だけど我慢強い自分」をアピールするためにちょっとだけ得意げに言葉に出したりする。
でもこれが正しい大人なのかなぁ。
保育園で働いていた時、子ども達と早く大人になりたい?と話をしていたら、「大人はお仕事が大変そうだから、子どもの方が良いと思う」と言われたことがあります。
この子は天才なんかと思った(°_°)
子どもは、大人が思っている以上に大人の事をよく見ているけど、その子どもには「働くことは大変そう」に見えているんだなーと。
その時は言葉を返せなかった私ですが、
今思うのは、本当の大人は仕事で遊べるんだぜ。ってこと。
楽しくなさそうに仕事をしている大人は、大人じゃない。
子ども時代に戻りたいと思っている、大人になりきれない大人なのかもしれない。もちろん私も(゜-゜)
そしたら仕事で遊べない大人はどうすればいいんだいって話になるのだけど、それならいっそのこと大人になろうとするのをやめてしまえばいい。
いや、もっと言うとその分野で大人になろうとするのをやめた方がいい。
たしかに辛さもあるけど、それと一緒に楽しさを語れない仕事なんかやめてしまっても差し支えのない気がしてきた。
子どもに知識と一緒に興味を与えられない仕事なんてやめてしまえばいいんだ。
知識だけならやってなくても教えられるけど、楽しさを教えられるのはやっている大人達だけなのだから。
これは経験談だが、仕事で遊べるようになると「明日も仕事だから」をいう回数が圧倒的に減る。
だって仕事も責任が伴う遊びだから。
明日遊ぶから、今日は遊べないわ!なんて人、あんまりいないよね(´・ω・`)
いつも楽しそうな大人が1番かっこいい大人です。
何でも器用にこなす人が大人に見える時もあるけど、器用って退屈なんです。
上手くいっているように見えても、何かが足りない感じがする(゜_゜)
そんな自分が嫌になったら、もういっそ全部が下手くそだったあの頃に戻ろう。
20分しかなくたってグラウンドに遊びに行っていたあの頃みたいに。
あの頃よりずっとできることは増えているんだから、楽しさを作る知識と知恵はついているはずです。
それでも大人の楽しさを語れないなら、まだ大人ではありません。
ちゃんと大人、楽しんでますか?
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